地球人のための超植物入門
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内容紹介
植物をこよなく愛する大学教授が、ある日森の精から「植物にも人間と同じように心と魂があり、それぞれの人生を一生懸命に生きながら自然を作っている」ことを教えられた。植物の中には、 人間と話ができるほどに進化した者や、地球レベルでの役割を担う者もいるという。「目に見えないからといって、それがないとは言えない」― 現代文明の行き詰まりを乗り越えるには、植物や土地や地球の生命エネルギーを感じる感性を取り戻し、自然と共生することが必要だ。科学者でもある著者が、科学を超えた世界を語る植物エッセイ。
本書の特徴
「植物の気持ちがわかる本」ー 植物と話ができる大学教授が、植物たちの生き方や、地球意識と自然霊がおりなす目に見えない世界を語るスピリチュアルなエッセイ集。著者の軽妙な語り口に乗って、驚いたり感心したりしているうちに、自然にその植物愛が体の中に染み込んでくる。本書を一読すると、もう植物を物として見ることはできなくなる。
もくじ
はじめに
1 プロローグ − 地球に植物がある根源的なわけ
2 植物と癒し − 自然にもいろいろな深さの段階がある
3 トマトのやる気、稲のやる気 − トマトが巨大化するのはなぜか
4 植物の適応 − 植物は環境の中で自らを変えていく
5 ディープネイチャーとライトネイチャー − 原生林は地球のエネルギーの緩衝帯である
6 不忍池のハス − 土地の磁場を浄化する陰のエネルギー
7 屋久島探訪記 − 生命の神秘を表現する古代杉
8 青森ヒバ − 極寒に耐えるからこそ生まれる強い生命力
9 白神山地のブナ − 植物は地球の環境を維持するために働いている
10 アップルロード − リンゴ栽培は病気との戦い
11 ソメイヨシノの魂 − 新しい植物が生まれるとき
12 花梨の性格と薬効 − 植物は果実にエネルギーを込めている
13 アジサイの精 − 植物の魂はどのように増えていくのか
14 プリンセスミチコとフローレンス・ナイチンゲール − 地植えの花は枯れてもエネルギーを発散する
15 ニュートンのリンゴ − 木と人間にも個人的な縁がある
16 スギと花粉 − 単体の植林で杉は飢餓状態になる
17 植物の寿命 − 植物はなぜ環境に適応できるのか
18 マルコポーロ − 植物はなぜ切られても生きているのか
19 雑草の生き方 − 知られざる雑草の効用
20 イヌブナ − 壊れたバランスを修復する植物との交流
21 菜の花 − 群生する植物の力を借りてヒーリングができる
22 シュタイナーと農業 − 生命体としての地球
23 園芸の魔術師バーバンク− 実をつけたアーリーローズの秘密
24 水のらせん運動とシャウベルガー − 水を旋回させると酸化還元電位が下がる
25 シャウベルガーの鋤 − 土は生きている
26 コンコードの自然とソロー − アメリカの精神文明の源流の地
27 カスケードの杉林 − シャスタ山の精霊が住む森
28 植物と話すということ − 魂と魂のダイレクトな交信
29 エネルギーのバランス − 地球を蝕むネガティブな思い
おわりに
著者
1948 年岡山生まれ。東京大学理学部物理学科卒。理学博士。専門はコンピュータ工学。筑波大学システム情報工学研究科長、学術情報メディアセンター長、評議員、学長特別補佐等を歴任。現在、筑波大学名誉教授。自然や科学全般に幅広く関心を持って活動し、研究室で一粒の種から 500 本以上の茎を出す稲を育てた。ソロー学会の会員でもある。
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